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岐阜県東濃(多治見市・土岐市・瑞浪市・恵那市。中津川市)の工務店、一建代表の山田です!
平屋は2階建てに比べて面積を小さくしやすいことから、2階建てと大差ないくらいで建てられることもあるので、「平屋の建築が可能な土地である場合は是非前向きに平屋を考えてください」
というお話を前回させていただきました。
前回のブログ→https://www.ichiken.style/blog/blog-5-d6d96d
しかし、平屋には平屋なりの懸念点がいくつかあり、当然それらをクリアしないとかえって良くない家になってしまったりするのも事実です。
というわけで今回は「平屋の懸念点とその解決方法」についてお伝えしていきたいと思います。
平屋を建てるにあたり懸念されることの一つが、「家の中に光が届かない、暗いスペースが出来やすい」ということです。
平屋の場合、家の大きさによっては採光が確保出来る外周面に接しないスペースが出来やすいからです。
それゆえ、暗いスペースをつくらないようにするために、外周面からの採光量を増やそうと窓の数を増やしたり、サイズを大きくしたりするのですが、この作戦は新たな問題を引き起こします。
それが、プライバシーと防犯面の問題です。窓を大きくすれば外から家の中が丸見えになるからです。
結果、今度はそれを防御するためにカーテンやシャッターを全ての大きな窓に設置することになるのですが、これがまた家の中に暗いスペースをつくってしまうという問題を再び引き起こします。
カーテンをしていても窓の近くは光が入ってくるのでそれなりに明るいものの、その光が奥の方まで拡散していきにくいからですね。
また、採光を確保するためには隣に建つ建物から充分な距離が必要となるのですが、単純に2階建ての倍近い建坪が必要な平屋だとそれなりに土地を広くしないとそれもなかなか実現出来ません。
ゆえ、20〜30坪ほど土地を広く購入せざるを得なくなり、土地代に数百万円余分にお金がかかり、さらに外構工事費までも数百万円余分にかかることになります。
外構工事費が余分にかかるのは、単純に工事面積が増えてしまうだけじゃなく、プライバシーと防犯問題を解決するための工事もさらには必要となるからです。
要するに平屋は家の価格は上がらずとも、土地と外構の価格が上がってしまうため結局、予算が高くつきやすいというわけですね。
この問題を解決するためには、光の採り方を工夫するしかありません。
例えば、家の真ん中から光を採り、真ん中から隅々まで拡散するように間取りを設計すれば、家の中に暗いスペースが生まれることはありません。
外周から光を採れば、それに伴って他人の視線まで入ってきてしまうのに対し、家の中に外をつくりそこから光を採るようにすれば、他人の視線は完全にシャットアウト出来るため、カーテンをする必要がなくなるからです。
そして、採光が安定すれば外周部からは光を採る必要がなくなるので、風を抜く程度の小さな窓だけ設置すればそれだけで機能的にも事足ります。
結果、プライバシーや防犯の問題も完全に解決出来ます。
また、家の真ん中から光を採るということは「=全ての方位で隣の建物から充分な距離が確保出来る」ということでもあるので、敷地いっぱいに家を建てても家の中が暗くなる心配もありません。
結果、土地を無駄に広く買う必要もなくなるというわけです。かつ、外構工事にも余分なコストをかける必要もなくなる
というわけです。
いかがですか?口頭だけの説明では少し分かりにくいかもしれませんが、なんとなくはご理解いただけたでしょうか。
もしこんなお家をご覧になりたいと思っていただけたなら、お気軽にご連絡いただけたらと思います。
それではまた!
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