2023/11/06

中庭特集② -メリット・デメリット-

中庭特集② -メリット・デメリット- 画像

みなさん、こんにちは♪

土岐市、瑞浪市、恵那市、中津川市の東濃エリアを中心に高性能でお洒落な家づくりをしております、株式会社一建の安藤です😊🌸

前回のブログでは中庭の種類についてご紹介させていただきました！今回は中庭のメリットとデメリットをご紹介したいと思います😊

前回のブログ▶▶▶『中庭特集① -種類について-』

中庭のメリット

1. 家全体に自然光が入り、明るい家になる　

家に中庭を配置し、それぞれの面に窓を配置することで、家全体に光を届けやすくなります。

通常ですと、採光をなるべく多く取り込むために、南向きに大きな窓を付けるのが一般的ですが、周辺環境によってはそれが難しいこともあります。

ですが、中庭設けることで、方位や周辺環境をあまり気にせず採光を得ることができ、日当たりの悪い土地でも設計の工夫で明るい家にすることができます。

2. 人目を気にせず過ごせる心地よい空間

中庭のある家は、隣家や通行人からの視線が気になりにくい空間をつくることができます。家にいながら、屋外空間を楽しめるのは中庭の魅力のひとつですね。

リビングと中庭が繋がっている間取りが多く、アウトドアリビングとして活用し、家族で簡単にバーベキューを行うことができます。

また、朝起きて外の空気を吸いたいなどちょっとした気分転換などにも中庭があれば、服装や身なりなどを気にせず外に出ることができます✨

3. 防犯性の高い家になる

窓の配置や大きさを工夫することで、より防犯性を高められます。中庭のある家は大きな開口部を中庭側に配置できるため、家の外側部分は窓を小さくできます。その結果、外部から侵入しずらい家になって安全性を高められるのです。

画像のように、視線の気になる面に窓を無くしたとしても、家の中央に中庭を設けることで、明るい家にすることが可能です。これならご近所さんと目が合うこともありませんし、中の間取りも分かりづらいので、防犯面でも安心できますね。

4. 風通しの良い家になる

中庭をつくると設置できる窓が増えることで、風の通り道が確保しやすく、中庭に面する窓を開け放つと家中に空気が流れ込むので、風通しのよさを実感できます。

中庭のない家だと道路面に接する窓を開ける必要がありますが、開けはしておくとなると少し抵抗がありますよね。プライバシーを考慮すると、中庭の窓で空気の入れ替える方が安全性が高いと言えます。

中庭のデメリット

1. 建築費用がかかる

凸凹のない箱型の住宅は建築費用を抑えることができますが、中庭のある家は、建物の形が複雑で外壁の面積や柱の数も増えるため、建築費用が高くなる傾向にあります。快適な中庭にするためには、ウッドデッキを付けたり、芝を敷いたり、植栽を植えたり、なにかしらの外構工事が発生します。そして照明や排水経路も必要です。それによって電気工事や配管工事も伴うため、工事費用は必然的に高くなります。

2. 生活スペースが狭くなる

中庭のある家は家の内側に屋外空間を取り込むため、外から見たときよりも実際の居住スペースが少なくなります。そのため、土地にあまり余裕がない場合は、中庭を設けたことで窮屈に感じたり、生活しづらく感じてしまったりする可能性があります。敷地が広ければ問題ありませんが、敷地が狭い場合は必要な部屋の広さを確保できるように柔軟な設計が求められます。

3. 大雨による浸水の恐れがある

どんな家でも排水設備があり定期的なお掃除が必要ですが、中でも中庭の排水は、常に注意を払う必要があります。特にロの字型の中庭は四方を建物に囲まれていますから、排水設備以外に水の流れる場所がないため、排水の計画が非常に重要になってきます。

中庭のある家は寒い？

『中庭をつくると窓の面積が増え、断熱性が低くなり寒い家になる』という記事をよく見かけますが、これに関しては窓の断熱性能や施工する建築会社によって決まります。もちろん断熱性の高い窓を使えば、窓を多くても断熱性が低くなるのを防ぐことができますし、開閉の必要ないところには、FIX窓(はめ殺し窓)にするというもの有効です。あとは施工会社がどれだけしっかりと気密処理(家の隙間を埋める作業)をするかというところです。どんなにいい窓を使っても、気密処理が曖昧だと断熱性は低くなってしまいます。とは言ってもどの会社が気密処理をしっかりしているのが分かりませんよね。そんな時は、HPなどでC値(家の隙間を表す数値)を公表している会社さんを選ぶと安心です✨ちなみに弊社では全棟気密測定を実施しております！😊