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岐阜県東濃(多治見市・土岐市・瑞浪市・恵那市・中津川市)の工務店、一建代表の山田です!
前回、前々回と建築コストはもちろん、土地コストも外構コストもできるだけ上げずに平屋を建てる方法についてお伝えさせていただきました。
前回のブログ「平屋についてのお話 その1」→https://www.ichiken.style/blog/blog-5-d6d96d
前前回のブログ「平屋についてのお話 その2」→https://www.ichiken.style/blog/blog-5-d6d96d
私がそれ以前に平屋を推す理由は「安全・快適・便利」の3要素全てに非の打ち所がないからです。というわけで、ここからはこの3つの要素についての具体的なお話をしていきたいと思います。
言われてみれば、ごく当たり前なことばかりなのですが、言われるまで意外と気づかないことでもあるので、引き続きお付き合いいただけると幸いです。
まず「安全」ということからお伝えしていこうと思うのですが、これには大きく分けると「耐震」と「防犯」という2つの要素があります。
「耐震」に関しては、2階建てに比べて平屋が強いのは「言わずもがな」ではないでしょうか。地震が起こった時も2階建てより揺れを感じにくいし、トラックやバスといった大型車が家の前を通った時も2階建てのように揺れを感じにくい、台風時に強烈な風を受けたとしても2階建てほど揺れを感じませんからね。
理由は、平屋は重心が低く構造が安定しているから。2階建てのように上からの荷重が大きくないから。かつ、2階建てのように壁のバランスが「ちぐはぐ」になりにくいからです。
なんせ2階建てのお家は2階には細かく部屋をつくるのに対し、2階を支える1階には大空間のLDKをつくるため、上下階の壁量バランスが悪くなりやすい上、充分な採光を確保したい為LDKには大きな窓を設置するため、さらに2階を支える壁が減ってしまうわけです。
さらには、採光を確保する為に南面に大きな窓をたくさんつくる反面、冷気の侵入を防ぎたい北面や、西日の暑い西面には窓をほとんどつけないため、壁のバランスもより「ちぐはぐ」になりやすいです。
そして安全性を語る上でもう1つ大切な要素が「防犯性の高さ」ではないでしょうか?とりわけ平屋となると2階建て以上に神経質になるべきところが、この防犯性だと思うのですが、これを実現するためには自分たち以外の人に間取りと侵入に適した窓を判別されない家にすることが最良の手段ではないでしょうか。
窓の形と位置を見ただけで間取りが分かってしまうとか、電気がついているかいないかでどこにいるかが分かってしまうとなると、決して防犯性が高いとは言えないし、その対策としてセコムやアルソックといった警備会社のシステムをつけるという選択もありますが、これにも余分なコストが必要になってきますし、塀や目隠しなどによって防犯性を高めるという方法もその効果に見合わないぐらいコストだけがかかるわけですからね。
それゆえ弊社では、窓の形を見ただけでは間取りが分かりずらい家を提案させていただくようにしていますし、どの部屋の電気がついているのかも分かりずらいように心がけています。
結果、警備会社のシステムを設置する必要もなければ、塀や目隠しといった無駄なコストが上がる工事も必要ありません。かつ、家の外観もスッキリしお洒落なお家になります。もちろん、お客様それぞれにお好みもありますが、これが弊社が高い安全性を実現するために設計で配慮しているポイントです。
では「安全」についての説明はここまでにして、次回は「快適」についてお伝えしていきたいと思います。快適性に関しても「言われてみると確かにー!」というところがあるので、次回もまた読んでいただけると幸いです。
それではまた!!
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